『第9地区』 by ニール・ブロムカンプ
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読んだ/観た日:2020/04/25
☆映画総合:3.7
ストーリー:3.8
キャラ:3.6
映像:3.7
音楽:3.3
独創性:3.7
世界観:3.8
深さ:3.5
爽快さ:3.4
おしゃれさ:3.3
他の人におすすめ:3.4
あらすじ/概要
エイリアンが飛来したヨハネスブルグ。彼らは抵抗するでもなく、市街から離れたスラム地区に隔離されてしまう。そして今ひとりの人間が、この地球外生命体の謎に包まれた兵器テクノロジーに遭遇する。エイリアンが住み着く貧民窟、その異界と化した路地裏を追われ(狩られ)ながら、男はやがて、人類にとって今やアウトサイダーである己の運命を悟ることになる。 Rating PG12 (C) 2009 District9 Ltd. All Rights Reserved.
感想/考察
インベーダー系は侵略戦争の縮図だと感じることがあるけども、これは同居する感じなのかな?現代的…?どこにオトすんだろうなあ。仲良しハッピー?東洋的なメタファーなのか。
vaio笑Sony pictures?→トライスターってとこがソニー傘下なのかーなるほどー
宇宙船の解析は?浮かしたまんまなの?笑
遺伝子ロックをかける意味は?→普通武器って同族で…いや、まあでもよく侵略とかする感じなら奪われないようにそういう仕組つくるのもありか。
なんで臓器とるの?生かしたまま使えばよかったじゃん。完全にエビになるから?取ったら使えないんじゃないの…?取っても使えるなら普通のエビからでいいじゃん。移植するの?それも普通のエビでいいじゃん。混ざってるから移植できる的なあれなのかな?でもそもそもあんだけひどいことしてるなら普通にエビ固定して撃たせればよくないか…?まあ敵対させないとはじまらないもんねーここは目をつむれる。
なんで父さん倒した?笑普通に三人でいけばよかったのに。まあ花折ってるシーン撮りたかったか。
なんで第9なんだろ?nine, 交響曲第9番、過去に1〜8があった?
え、あーそこで終わるのか…ふむふむ。でもなんかリメイニングな感じはこの手の映画には悪くないなー。背景がアパルトヘイトだけに決着つけるのもあれだしなー。
ちょっとこれは製作者のバックグラウンドがしりたいなー。白人至上主義的な視野狭窄を否定しているようでもあり、逆にこっちも悪いよねみたいな態度によって、逆にナショナリズム的前提から抜け出せないような気もする。南アってことはアパルトヘイトへのメタファーも含むんだろうが、その黒人が悪く描かれているのはなぜだろうか…協力するとかにしなかったのは…?エビと黒人に絆があって助け合ってほげほげ、とかではだめだったのか…ちょっとアバルトヘイトよく知らんからなんとも言えんな…あれが現地の黒人の現実に近いのかな?アパルトヘイトする側される側関係なく人間全体が愚かだといいたいのか…?
エビをああいう絶妙な存在にしたのはなぜなんだろう?どういう定義なんだろうか…エビの定義は映画の演出のために作られているのか、それとも定義が先にあったのか。メッセージがあるような気もするが…メッセージを伝えるには定義が曖昧な気がするな。
主人公はまあ分かりやすいよな。白人至上主義的な象徴として登場して、意図せず反対側にきてしまい、自分の利益のために関わる内に心を開いていく(ちょっと適切な表現が見当たらないが)。そういう融和の象徴としての主人公と、それを理解できない周囲と理解する一部の人間達。
wikiwki...
「作品の本来の目的は政治や社会への風刺、皮肉ではなく、人種対立の背景を持つ社会に新たな弱者としてのエイリアンを持ち込むという、設定の新奇さを売りにしたエンターテインメントであると語られている。実際、危険だがユーモラスなエイリアンの描き方、エイリアンの戦闘ロボットによる派手なアクションシーンなど、作品内では娯楽性が追求されている。」おーなるほどー。背景にアパルトヘイトがありつつも、撮影は娯楽を追求した。その感じがこのメッセージがあるようなないような感想をもたせるのかなー。なるほどねー。
「ちなみに主人公ヴィカスのセリフは、演じるシャールトによるアドリブである。」…え?笑全部?????笑そんなことある?笑いや、ありえないでしょどういう意味なんだろ…ざっくりしたストーリーだけ伝えてあとはアドリブってことなのかな
んーでもなんていうかこういう態度を保留した映画の方が考えさせられる部分はあるのかもしれないな…曖昧で処理されないまま心の中にのこるというか。